本学学生が全国少年警察学生ボランティア研修会のパネルディスカッションに参画
9月5日(木)、東京?半蔵門の「グランドアーク半蔵門」において、「全国少年警察学生ボランティア研修会(北海道~中部地方)」が開催されました。研修会のパネルディスカッションには、東北福祉大学、秋田大学、帝京大学、埼玉工業大学、東海学院大学、中京大学の大学生6名が、都又は県を代表して少年非行防止ボランティアの体験を発表しました。どの発表も、大学生ならではの創意工夫を凝らして真摯にボランティアに取り組んでいること、また各々の地域の特色を生かした活動を行っていること、さらにボランティアを通して人とのかかわりや自己のありようについて学んだこと等が聴講者にとてもよく伝わり、コーディネーターの野口京子氏(文化学園大学名誉教授)及びフロアの関係者?出席者から高い評価を受けました。
埼玉県代表としてパネリストを務めた本学人間社会学部心理学科4年の佐藤璃奈は、本年3月、本学において実施した「少年健全育成活動」を中心に発表しました。この活動は学生自らが企画し、教員や卓球部の学生を巻き込み、埼玉県警に声を掛けていただいた県内の中学生50名ほどを招いて、学生による大学生活の講話と質疑応答、心理テストの体験、卓球教室、懇談会などを行ったものです。中学生が大学の環境と大学生に直接触れることにより、将来に一つの見通しをもてるようになることを期して実施しました。パネルディスカッションでは、少年健全育成活動に参画した(巻き込まれた)心理学科の小野広明教授もコーディネーターの野口教授から発言を求められ、「今後も大学として学生ボランティアを支援してゆきたい」と述べました。
他のパネリストやフロアの大学関係者等から、ボランティアは社会貢献を果たすとともに自らの成長にもつながる貴重な体験になる活動であり、学生が勉学との両立を図られるように、大学は学生ボランティアを一層支援する体制を作る必要があるとの意見が多く出されました。これは本学においても重要課題として受け止めたいと思います。
研修会には、本学人間社会学部情報社会学科4年の佐藤全、心理学科3年の野寺正純と廣田瑠似を含む埼玉県警少年非行防止学生ボランティア「ピアーズ」の学生も多数出席しました(写真)。