大学院工学研究科の学生および長谷亜蘭 准教授がThe 18th MIRAI Conference Excellent Research Awardを受賞
本学大学院工学研究科 機械工学専攻 博士足球即时比分_365体育直播¥球探网課程(社会人)の向井 悠さんおよび工学研究科 長谷亜蘭 准教授が、10月23日に長岡技術科学大学で開催されたThe 18th MIRAI Conference(第18回MIRAI会議)において研究成果を発表し、The 18th MIRAI Conference Excellent Research Awardを受賞しました。
MIRAI会議は、精密微細加工とグリーンテクノロジーの発展のために日本、韓国、台湾、中国、米国などの研究者、技術者が参加して最新研究の発表を行う国際会議です。
当日は、切削や研削、研磨、積層造形、表面創成などの精密加工を中心に国内、海外から最新の研究事例が報告され、オンライン参加者も含めて活発な議論が行われました。
今回、「Surface Damage Monitoring in Rolling Contact Fatigue Using Acoustic Emission Sensing」について講演発表を行いました。
この研究では、材料の変形?破壊時に発生する弾性応力波を検出するアコースティックエミッション(AE)センシングを活用して、転がり接触部で生じる疲労損傷の進行とAE信号変化の対応関係について調査を行い、AE信号の周波数変化から高感度に摩擦表面における現象変化を捉えられることを明らかにしました。
本賞は、研究テーマの選定やアプローチ、研究の経過、成果の期待に対して授与されました。

長谷准教授のコメント
転がり接触疲労に関する研究は、機械およびエネルギー機器の信頼性向上に直結する重要なテーマであり、今回の成果はAEセンシングを活用した診断?評価技術の高度化に新たな可能性を示すものです。
また、ENEOS東燃ゼネラル研究奨励?奨学会によるご支援のもと、エネルギー効率向上や摩擦損失低減に資する基礎研究を進めることができましたことに、深く感謝申し上げます。
今後も、AEセンシング技術のさらなる高度化や他分野との融合研究を推進し、産業の高効率化および環境負荷低減に貢献できるよう努めてまいります。